FC2ブログ

記事一覧

第84話 僕らの軍師諸葛亮達が真面目すぎてピンチだった件2

今回の記事内容は前回の続きです。
よかったら読んでみて下さい。


※画像は三國志12(コーエーテクモゲームス)のものを使用しています


2017-10-24-095104_convert_20171024110954.jpg
case08 魯粛子敬
演義ではお人好しかつ気弱な人物として描かれる魯粛。
実際の彼はおおらかで物怖じしない性格の大物軍師でした。
食糧不足に悩む周瑜が訪問してきた際、
家に二つある倉のうちの一つを丸ごと提供して周囲の関心を得る。

赤壁の戦いでは孔明、周瑜らと共に主戦論を展開。
魯粛は君主・孫権に対しこう言い放つ。
私は博士なので曹操にも厚遇されるでしょうし馬車にも乗れます
しかし、ご主君は降伏後どう過ごされるのですか?

さらに孔明、周瑜も自軍の利点を説くなどして孫権を説得します。
降伏派の意見を抑えて開戦を決意する孫権。
劉備と共同で曹操軍を撃退し、やがて時代は魏・蜀・呉の三国時代を迎える。

明朗快活ではっきりもの申す魯粛ですが、
張昭などは「性格が傲慢だ」として常に警戒していたとか。
余談ですが、魯粛はいわゆる文官ではありません。


2017-10-24-095558_convert_20171024111025.jpg
case09 賈詡文和
董卓→李傕→張繍→曹操と主君を変えた策師。
性格が真面目というよりストイックに生き抜く術に長けた人物と言うべきか。

張繍配下時代は大いに曹操を苦しめる。
曹操の立てた「偽撃転殺の計」
(正攻法を取っているように見せかけ、突如別の箇所を攻撃する)
を見破り、逆に「虚誘掩殺の計」
(簡単に言えば偽撃転殺に対する待ち伏せ)で翻弄する。

その後は主君に曹操への和睦を勧めた。
しかし両者の関係が悪化すると、再び曹操打倒の策を進言。
曹昴・典韋を殺すなどしたが、最後は曹操に帰順する。

自軍を勝利に導くためならどんな手段もいとわない「策士」。
他人に疑われるのを避けるため、私的な交際をせず一生を終えた。


2017-10-24-094343_convert_20171024110824.jpg
case10 麋竺子仲
劉備軍初期の参謀を務めた人物。糜芳の兄。
まじめで温厚、しかも目立たない性格だったが
その誠実さゆえ他の誰よりも多くの恩賞をもらったらしい。

彼にはこんなエピソードがある。
麋竺が車に乗っていた時、道端にいた女性を乗せてあげた。
感謝した女性は自分が「神の使い」であることを明かす。
彼女によれば、麋竺の家は間もなく火事になるのだとか。
予言通りに家が焼けてしまったものの、
事前に財産を外に出しておいたおかげで被害を抑えることができた。

文官のイメージが強いが、馬術弓術が得意だった麋竺。
弟の糜芳が裏切ると自らの手を縛って許しを乞うたが
劉備の怒りを抑えることはできなかった。


2017-10-24-094622_convert_20171024110855.jpg
case11 張魯公祺
漢中の地を五斗米道(宗教)で数十年にわたり治め続けた教祖。
したがって彼は軍師ではない。

信者がお礼として五斗(五升)のお米を収めるから「五斗米道」。
官吏(役人)を置かず、信徒による穏やかな政治を行う。
旅人の為に義舎(無料宿泊所)を用意するなど、気の利くところもあった。
張魯のやり方は初歩的な共産主義の先駆けとも言える。
領民からの評判はよく、漢王朝との関係にも気をつかっていた。

曹操が攻めてくると健闘したものの連戦連敗。
食料や財宝の入った倉庫を封印した上で降伏した。
倉に鍵を掛けた理由は「これは国家のものだから」
彼はわりあい律義な性格だったらしい。


2017-10-24-095742_convert_20171024111117.jpg
case12 姜維伯約
「蜀漢最後の英雄」と言われる人物。文武両道の名将。
しかしその評価は賛否両論であろう。

もとは魏の武将だったが、諸葛亮(孔明)に母を捕らえられたため降伏する。
その後は孔明の「忠実な弟子」として活躍。
孔明没後は自ら北伐を強行するが、思うような成果が上がらない。
蜀の国力疲弊と諸将の士気低下が大きな原因であろう。
彼は次第に組織の中で孤立していく。

魏の猛攻に対しては剣閣で抗戦するが、
先に成都が陥落、主君の劉禅は降伏してしまう。
ここで姜維は「最後の策」を実行することになる。
蜀を陥落させた大将・鄧艾、鍾会の不仲を利用して
彼らの軍勢を乗っ取り、蜀を復興させるというものである。

姜維は鍾会におもねり鄧艾のことを悪く言う。
自身の油断もあり、鄧艾は謀反の疑いで連行されることに。
鍾会は魏に対して謀反を企てていたのだが
姜維はそれも利用しようとした。
部下たちの反発を恐れた鍾会は姜維に相談する。
それに対し、姜維は「逆らうものは皆殺しにすればいい」と答えた。

この密談を聞いていた部下達は不安に駆られ
鍾会、姜維を排除するべく反乱を起こす。
反乱を企んでいた鍾会は反乱した兵士達の手で抹殺され
姜維も長年の心労から倒れ、けっきょく死亡。

この騒動に姜維が大きく関わっていた事を知った魏兵は激怒。
姜維の遺体を八つ裂きにしてしまった。
間もなく鄧艾の無実が明らかになるが、彼は護送中に殺害されていた。

いっぽうで洛陽に身柄を移されていた当主・劉禅だが
「楽しくて蜀を思わず」などと発言し、敵味方を呆れさせた。
そのため彼は天寿を全うすることができ、
部下たちも大きなお咎めを受けることはなかった。
彼の幼名、阿斗はのちに愚か者を指す言葉になるが
これ以上混乱を起こして皆を苦しめたくないという理由で
刺激的な言動を避けていたのかも知れない。

正史の姜維には「彼は死に時を誤った」という厳しい評価がある。
だが劉備や諸葛亮の遺志を継いで一生懸命戦ったと言う点では
じゅうぶんに真面目な軍師(武将)といえる。

正史では母親から「故郷に戻っておいで」という手紙を受け取ったことがある。
これに対し姜維は「よい働き場所を得たので家には戻る気がない」と返す。

おしまい


関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

 こんばんはです。
 夜分遅くのコメントごめんなさい。

 三国志(と群馬県民の日)の記事を拝見させていただきました。
 孔明さんだけでなくて色々な人について書かれていてとても興味深かったです。
 あと、県民の日のいろいろなグッズなども興味深かったです。

 孔明さんの北伐のお話を以前なるさんとしていたことをふと思い出してしまいました。
 人材不足の中、馬ショクさんを処断すべきだったかというお話は色々と興味深かったです。
 そのことを含めても、孔明さんにしてもキョウイさんにしても、限られた条件の中でよくやったのだと思います。

 張魯さんの律儀なところははじめて聞きましたし、色々と想像が膨らんできてよかったです。
 個性豊かで色々な人がいて、その多彩さがお話の魅力の一つなのかもしれません。
 皆違ってみんないいとでもいえば極端かもしれませんが。

 変な文章になってごめんなさい。
 三国志、ますます好きになれたような気がします。

 今日も一日お疲れさまでした。
 明日からお仕事でしょうか。
 無理しない範囲でお互いがんばルビィです。
 


Re: No title

>  こんばんはです。
>  夜分遅くのコメントごめんなさい。

いえいえ、いつも私のブログを読んでくださりありがとうございます。
コメントはいつでも歓迎です。

>  三国志(と群馬県民の日)の記事を拝見させていただきました。
>  孔明さんだけでなくて色々な人について書かれていてとても興味深かったです。
>  あと、県民の日のいろいろなグッズなども興味深かったです。

ありがとうございます。両方の記事に目を通してくださったのですね。
たまには三国志の記事も書いてみようと思いまして。
軍師の話題についてはちょっとボリュームが多めになってしまいました。
タイトルは某アニメをもじったものですが、ちょっと苦しかったですね(笑)

地元の駅や観光地の売店などではぐんまちゃんグッズが人気です。
もしこちらにおいでになる機会があったら立ち寄ってみてください。

>  孔明さんの北伐のお話を以前なるさんとしていたことをふと思い出してしまいました。
>  人材不足の中、馬ショクさんを処断すべきだったかというお話は色々と興味深かったです。
>  そのことを含めても、孔明さんにしてもキョウイさんにしても、限られた条件の中でよくやったのだと思います。

なるさんも三国志に詳しいお方ですよね。
戦術ミスによる敗北で責任者が処罰されるかどうかは
完全にケースバイケースになってしまいます。

なるさんとはあの後もしばらく三国志のお話をしたのですが。
小説(三国志演義)のほうの話がしたかったと思われる彼女に
私は正史の話題ばかり振ってしまったので、少し反省しているところです。

>  張魯さんの律儀なところははじめて聞きましたし、色々と想像が膨らんできてよかったです。
>  個性豊かで色々な人がいて、その多彩さがお話の魅力の一つなのかもしれません。
>  皆違ってみんないいとでもいえば極端かもしれませんが。

人物のエピソードは有名なものからあまり知られていない逸話まで
いろいろ選んで書いてみたつもりです。
老若男女を問わず、様々な個性を持った人物たちが活躍するのが
三国志の魅力だと思います。
有能な武将にも意外な短所があることに気付くと
面白いですし人生の勉強にもなりそうです。

>  変な文章になってごめんなさい。
>  三国志、ますます好きになれたような気がします。

猫さんの文章はまとまっているので大丈夫です。
私の記事で三国志の事がよりたのしく思えたのなら幸いです。

>  今日も一日お疲れさまでした。
>  明日からお仕事でしょうか。
>  無理しない範囲でお互いがんばルビィです。

いつもご心配ありがとうございます。
今日はあまり忙しくないですが、明日からは低浮上になりそうです。 
お互い無理せずマイペースで頑張りましょう。
猫さんもおつかれさま。
コメントの投稿
非公開コメント

プロフィール

たつみようへい

Author:たつみようへい
いらっしゃいませ!!

たつみんが、普段Twitterでつぶやかない記事を、ここに載せていきたいと思っています。

更新は不定期もいいところ、といった感じになりそうですが、よかったら読んでいってくださいね!!

アイコン画像の著作権
(C) GALATさん

⇩クリックしてね

ブログランキング・にほんブログ村へ


☆私の親友愛されたい猫さんのブログ
 にゃんにゃん日記

カテゴリ

いらっしゃいませ