第525話 英雄伝説Ⅲストーリーダイジェスト最終章（18）

○最後まで現金なハックおじさん　
グースたちが去った後、再びじゃんけん遊びをする二人。
そこへハックおじさんがやってきた。
どうやら送迎馬車の準備ができたらしい。

クリス「ねえ、おじさん。おじさんも
ラグーナに帰るの？」
ハック「さて、おじさんはどうしようかねえ。
今回の一件で白き魔女の結末まで
わかってしまったし…。幽霊とはいえ、自分の目で
見てしまったからね。
あれ？この噴水、水がないね。今、気づいたよ」

ジュリオ「……」
ハック「水のない噴水か…まるで今の私の
気分を表しているようだ。白き魔女に会ってみたいと
思ってた。むろん死んでいるかも知れないと（中略）
…だけどね、悲しんでばかりもいられない。おじさんは
今回の事をまとめたら、また新しい謎へ挑戦しようと
思ってる。まだまだ私には謎と冒険に満ちた世界が
待っているのだよ。
ギドナの遺跡でちょっとした発見があったんだ。
ガガーブの向こうに私を呼ぶロマンの薫りがするのだよ」

突然、ハックの前に男性が現れた。

ゴッチ「見つけましたよ、先生。
ラグーナ、ディーネ、ラグピック。
ルデラにアロザにルード城。…探しましたよ。
耳をそろえて返してもらいましょう。
5000ピア」
ハック「はっはっはっはっは！これだ。これだよ！
こうでなくては。
こう言う訳だからおじさんはここで失礼する
二人とも元気でね！」

クリス「こういうわけだからって、何よ？」
ジュリオ「きっと、避けられない運命のいたずらだよ」
ハック「その通りだ！
君たち、きっといい大人になるぞ」

借金取りに追われて退場するハックおじさん。
ジュリオとクリスは馬車が準備された街道へと向かう。


Tips - 5000ピアの価値とは -
ジュリオたちが巡礼で所持するお金の額は
最大数万～10万ピアになるはず
（城突入前に名匠シリーズの装備を
買い揃える際にだいぶ減ってしまう）
そう考えると5000ピアはそう大きくない額だが
ハックは多数の業者から借金をしているので
いろいろな意味で手がつけられない人物だ。