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第202話 たつみんのおすすめ小説「高崎グラフィティ。」

折角のGWなので、ブログを多めに書いてみようかと
今回は私が年明けに読んだ小説の紹介です。


タイトル名は「高崎グラフィティ。」
(著:古宮九時氏 発行:株式会社KADOKAWA)
"未完成映画予告編大賞" でグランプリに採用され
去年夏には実際に映画化されたのだとか。
takasaki-G

ストーリー
舞台は「東京まで新幹線で約1時間」の街、高崎。
高校生活最後の日、クラスメートたちは自分の夢を語る。
地元での生活に不満を持つ美紀は、
「東京て服飾の勉強をしたい」と宣言した。
ところが彼女の父は、専門学校への入学金を未納の
まま行方知れずになってしまうのである。

一方で、卒業式から帰宅した優斗は父といさかいを起こし
証書を投げ捨てて家を去ってしまう。
苛立つ彼に声を掛けたのは年上の先輩、君島
いい仕事がある、の言葉につられて付いていく優斗だが
彼の自動車工場で見せられたのは、まっとうな仕事ではなく
愚にもつかない「裏の仕事」であった。

クラスメートたちが記念パーティを始めようとする中で
優斗、寛子康太直樹は美紀の父親捜しに
協力してくれることになった。
五人は探索の中で大人に裏切られるなど世間の矛盾を知り
やがて、彼ら自身の結束も破綻しかける。
幼なじみの優斗や、親しい寛子とまで衝突してしまう美紀。
一時は家に閉じこもる美紀だが、父のことも心配になり
お互いに自分の秘密を打ち明けながら「仲直り」してゆく。

…問題は優斗であった。
自分だけ未来のビジョンが持てていないと感じた彼は
一部の友人が懸念していた「やばい仕事」に手を出し、
「夢のある」美紀の入学金を確保しようと画策する。
君島に頼み込んで、自ら「全損事故」を起こす…
美紀たちは優斗の暴挙を止めることができるのか。
そして、失踪した父親と入学金の行方はいったい?

まとめ・感想
"高校卒業" という多感な時期を見事に描き通した本作。
すれ違いを起こしつつも五人は見事な友情を魅せてくれる。
ラストはまるで喜劇とも言える内容なので安心してほしい。
その後、それぞれの土地でそれぞれの生活が始まっていく。

作中の大人たちはおおよそ主人公たちに無理解で
中には人倫に反するような者まで出てくる。
後者まで行くとさすがに許せないものがあるが、
年頃の青年から見て、大人とはよい存在に映りづらいもの。
情を知ったる君島も根からの悪人とは言い難い。

私自身、「高崎」は非常に微妙な地域だと思う。
人によっては住み心地のよい場所に感じるし
特徴がない、さっさと出ていきたい、と思う人もいるはず
(勿論たつみんは前者である)

最後に、本小説は「ラノベ」でないため挿絵は少なめ。
地元勘のある人なら、各シーンの風景を予想できそうだが
そうでない人は場面を空想で補う必要も出てくるはず。
現地の地理より、人物の描写に力が入っている作品なので
そのへんはまったく問題ないでしょう。

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