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第162話 ゲーム"ISLAND"の総感想、書いてみました

パソコンやPS4、PS Vitaなどで発売され
今年の夏アニメにもなった作品"ISLAND"。

色々な事情で、まだED達成率が100%になっていない私ですが
(アニメ版に最も近いエンディングだけ到達していない)
あまり遅くなると話題の「旬」を逃がしてしまう可能性が高いので
今のうちに総合的な感想を書いておこうと思います。
ISLAND-02
ストーリー概略
本土から遠く離れ、外界との交流を絶った孤島「浦島」。
この島に記憶喪失の青年が流れ着くことから物語は始まる。
「自分は世界を救うために来た」記憶しか持たない彼は
当然の如く島民からよそ者扱いされ、日々の生活に四苦八苦。
そんな主人公も、個性あふれる3人の少女に支えられ
島の矛盾や将来の悩みなどを共に考えるようになる。
そして最後は人間的に大きく成長した主人公が
苦境に瀕したヒロインを救い、基本的に話は佳境へと向かう。

これだけでもストーリー的に十分おもしろいのだが
本作品の大きなカギとなるのは「タイムトラベル」。
更には、島に伝わる難病や伝承についてなど。
これらの謎を解くには特定のルートに入ることが必須となる。

見事に「萌え」の王道を突いたヒロインたち
そして、ちょっと変わった感じの主人公

メインヒロインの御原凛音はお姫様っぽいわがままな性格。
普段はパーカー姿の彼女は、ある理由から昼間の外出を恐れている。
ボーイッシュな感じの枢都夏蓮はとにかく島から出たいらしい。
主人公と一緒に御原家でバイトする際はメイド服を着ることに。
伽藍堂紗羅は神社を一人で切り盛りしている気丈な女の子。
常に巫女服を身にまとい他の服を持たないのはその役職ゆえか?
ヒロインのイメージが巫女にメイド、お姫様とは驚きである。
"アイランド"のキャラ担当者は「萌え」を追及したかったのかも


そして紹介が遅れましたが、本作の主人公三千界切那
当初の彼は未来から来たことしか主張できないのだから
周囲の人々から「変わり者」と思われても仕方がない。
口が軽い訳ではないが、つい不謹慎な台詞を吐いてしまうことも。
ただし本人は真面目かつ論理的な考え方を持つ人物なので
悩み込む表情や芯のある言動など、多くの見せ場を作ってくれる。

道を一歩間違えただけでアウトということも。
しかし、救済手段は必ずある

本ゲームの進行はフローチャート方式を採用しているので
誤った選択肢を選ぶと即ゲームオーバーになる事も多い。
ヒロインのご機嫌を伺いつつ好感度を上げていくようなタイプの
ゲームではないので注意してほしい。
もしセーブのタイミングを間違った時も、ほとんどの場合は
フローチャートから任意の場面に戻ることができるので安心である。

いざ暴龍島へ、そして未来の世界へ
本ブログで大きなネタバレをする気はないが、ここからは
ゲームまたはアニメ版にある程度触れた人向けの内容になる。

大切な人を守るため、ヒロインを追って暴龍島へ向かう切那。
ゲーム版の当該シーンでは主だった島民が力を貸してくれる。
結果はともかく、主人公が周囲の怒りを買うこともない。
すっかり生気を失い呆然する彼を救ったのは「二人の女性」。
細かなエピソードこそ異なるが、彼女らの助言にしたがい
切那は「冷凍睡眠装置」で遠い未来へと向かうのである。

作り込まれた設定の終末世界「アイランド」
改めて、冬編(NEVER ISLAND)のおさらいをしておこう。
舞台は20000年後の世界に存在するコロニー「アイランド」。
記憶もおぼろげな主人公「セツナ」を助けた少女の名は「リンネ
本気で「世界を救う機械」を作ろうとしている無垢な少女だ。
サラは世界を統治する教会の、枢機卿の娘(シスター)。
彼女のファンは多いようだが、絶えず使命感に悩んでいる点や
世間から孤立した立場であることは元の時代と変わらない。
そしてカレンは教会に対抗するレジスタンスのリーダー。
"ネオ・アヴァロン"を名乗るがメンバーはみな子供たちである。

物資も治安も末期的なこの地で人間らしい生活を過ごせるか、
それは身分証明書でもある「札」に掛かっている。
これが無いと食料配給も日々の仕事ももらえないのだが
ある時、教会は「札」の発行を停止してしまった。
幸運にも最後の札を手にすることができた子供と、
手にすることができなかった最初の子供はそれぞれ何を思うのか。
そして自らの良心が、己のみならず世界の滅亡を早める
ことに気づいた少女の苦悩はいかばかりだろう?

発明品「タイムマシン」が完成した頃は既に悲劇的な状況だったが
セツナはリンネに希望を託され、元の世界(?)へと帰る。
わずか2話のアニメ版冬編に物足りなさを感じた方々は、ぜひ
ゲームで未来世界の詳細や人物同士の関わりを見てほしい。
なお、アイランドの住民は「ユーラシア」の末裔を名乗っているが
どこの子孫かはそれぞれの顔ぶれを見れば一目瞭然だ。

攻略率94%の段階ではまだ多くの謎が残る
元の浦島(?)に記憶を保持したまま戻ってきた主人公。
終盤の「真夏編」もアニメより遥かに尺が長いのだが
ここまで来た彼に残された課題は凛音親子を説得すること。
分岐が少々意地悪なので、私の達成率はまだ100になっていません。
webで攻略記事を探せば容易に解決するはずですが、
時間のある時にあえて自力で探してみようと思います。

記念版の付録"ISLAND 解体新書"はおすすめ
さて、私が購入したバージョンはPC用の「アニメ記念版」。
様々な付録が付いているが、一番の見どころはブックレット。
作品の詳細設定から、プレイしただけでは分かりづらい裏話など
ISLANDの世界観を一層広げてくれる内容になっている。
攻略本ではないが、各ルートのダイジェストも掲載しているため
ある程度ゲームを進めてから読むのをおすすめしたい。
…巻頭のイラスト集には少しきわどい作品があったかも?

あとがき
ゲームの紹介と感想が混じった記事になってしまったので
本作品の「総評」を簡単にまとめておきたい。
青春恋愛とSF的要素を絶妙なバランスで組み合わせたこと、
それが"ISLAND"の魅力の秘訣と言えるだろう。
繰り返しプレイしないと物語の真相が掴めないところも良いし
未来の「アイランド」以降の事情はゲーム版のほうが
はるかに詳細に描かれていたと思う。
ちなみにゲーム制作者は「冬編はさらに精密に作りたかった」とのこと
アニメ版も、主人公と各ヒロインの触れ合いを適度に描きつつ
限られた時間の中で内容を見事に表現していたので
そちらのほうが良かった、という声があったのも併記しておこう。

人物面だと「浦島に悪い人はいなかった」が率直な感想。
夏蓮の親父さんは頑固だが島のことを真面目に考えているし
播守(はりす)巡査は常に切那や住民に温かい助言をくれる
島の生き神様のような存在だろう。
未来の人々の中にはよからぬ考えを持った人も少なくないのだが
彼らも「その日を生きる」ため、そうしていたに過ぎない。
何度もタイムトラベルを繰り返し、思い人を救おうとする
切那と凛音の深い愛情ほど尊いものはないはず……なのだが。

私が最後のエンディングに辿り着いた際には
ごく軽めの報告で済ませてしまうことになるかもしれません。

…追記。
中盤以降ではシーン冒頭に物理学や心理学・仮説など
いくつかの『学問的な』話題が出てきます。
その時の主人公の置かれた状態と重ね合わせるように
さらっと説明してくれるので難解ではありません。
物語の各所に、スタッフ様の「知的な遊び心」を垣間見る
ことができるのも"ISLAND"の魅力ではないでしょうか?

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コメント

>FL1-219-107-52-161.fko.mesh.ad.jp(BIGLOBE) Fukuoka-Japan WindowsPC GoogleChrome accesstime 2018/11/25 22:50

I concluded the above as a spam comment, and it was registered and reported.
                                                                                                                                                     

No title

 お早う御座います。
 久しぶりのコメント失礼いたします。

 夏アニメ放送からすでに3ヶ月が経過しましたが、記事を拝見して概ね中身を思い出しました。
 ヒロインや主人公の分析はしっかり特徴を捉えられていますし、作品としてもうまくできていると思います。
 視聴当時、いきなり冬編になったのは驚きましたが、ゲームをプレイしたらもっと詳しくわかりそうです。

 「札」うんぬんの話題はあまりアニメでは触れてなかったのかもしれません。
 決められた枠ではやれることに限りがあると思いますし、そのあたりはいずれ触れてみたいかも。
 まだ100%まで達していないそうですが、達したときには残された謎が明らかになるのか気になります。

 今日も一日よろしくお願いします。
 遅くても夜には浮上するかもしれません。

Re: No title

>  お早う御座います。
>  久しぶりのコメント失礼いたします。
猫さん、こんばんは。
お返事が夜になってしまい申し訳ありません。
お時間が許す時に気ままに来ていただければ
私は、それだけでうれしいです。


>  夏アニメ放送からすでに3ヶ月が経過しましたが、記事を拝見して概ね中身を思い出しました。
>  ヒロインや主人公の分析はしっかり特徴を捉えられていますし、作品としてもうまくできていると思います。
>  視聴当時、いきなり冬編になったのは驚きましたが、ゲームをプレイしたらもっと詳しくわかりそうです。
いえいえ、本当はもう少し早く記事を書きたかったのですが
結局、この時期になってしまいました(苦笑)
アニメのほうも思い出していただけたのなら、何よりです。


>  「札」うんぬんの話題はあまりアニメでは触れてなかったのかもしれません。
>  決められた枠ではやれることに限りがあると思いますし、そのあたりはいずれ触れてみたいかも。
>  まだ100%まで達していないそうですが、達したときには残された謎が明らかになるのか気になります。
特に冬編の部分ではアニメで知る事の出来ない話題が多かったです。
ゲームのプレイは十分な余裕があったらでよろしいでしょう。
他の用件に気を取られがちでなかなか達成できていないのですが
必ず、完走はするつもりです!


>  今日も一日よろしくお願いします。
>  遅くても夜には浮上するかもしれません。
こちらこそよろしくお願いいたします。
今夜は猫さんと普段よりお話ができて幸いでした
おやすみなさい。どうか良い夢を🌙


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