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第142話 司馬懿仲達の、ちょっといい話(後編)

今回は司馬懿仲達のエピソード、後編。
孔明との戦いや晩年の逸話などに触れてみます。


司馬懿02

司馬懿が女装すると不幸になる💗(1)
蜀の諸葛亮孔明が魏に攻め込んできた(北伐)時のこと。
大将軍曹真と司馬懿は"孔明が攻めてくる、こない"で喧嘩した。
司馬懿は「自分の読みが誤っていたら女装します」という。
対する曹真は、自信たっぷりに豪語する。
「お前が正しければ天子からもらった玉帯(ベルト)をやる」と。
結局、孔明は何日経っても現れなかった。
「もうすぐ司馬懿の女装した姿が見られる!」と変に期待する曹真。
うっかり孔明軍と出会って大敗し、司馬懿の救援に助けられます。
この後も失敗を重ね病死してしまう曹真ですが、都では
「司馬懿が曹真にストレスを掛けたのでは」という噂が流れます。

史実の曹真は有能な将軍で、演義などで敗戦が多かったのは
司馬懿の存在を引き立てるため…と言えましょう。
本当に司馬懿が女装すると思った皆さん お疲れ様でした(笑)

司馬懿が女装すると不幸になる💗(2)
北伐に来たものの、司馬懿の持久戦にやきもきする蜀の孔明。
(国力に劣る蜀は長期戦に対し圧倒的に不利だった)
何を思ったか、女性物の服を司馬懿の陣に送る。
司馬懿は喜んで贈り物を受け取り、両陣営の関係者はドン引きした

…その後の彼が女性用の衣服をどうしたかは、さておき
ここで焦ったのは諸葛孔明である。
贈り物の真意は「動かない君は臆病者」なのだが
こんな挑発で司馬懿を動かそうとは、いささか孔明も浅はかだ。
更に司馬懿は蜀の使者から孔明の日常を聞きだしていた…
孔明の睡眠時間が3時間だとか、政務はほぼ自分でこなすとか
「やつの命も長くないぞ!」と確信を持つのだった。
「女装」とはもともと「女性物の衣服」という意味。
日本と中国では語意が異なる事もしばしばあるのです


生ける仲達、死せる孔明を見逃す
正しくは「死せる孔明、生ける仲達を走らす」。
ここでは敢えてことわざと逆の説を載せてみました。

五丈原の空に流星が落ちたのを見た司馬懿は、孔明の死を確信する。
この時ばかりと、蜀軍を追撃し始めた彼だったが
突如現れた孔明の木像を"ご本人"と勘違いして撤退した
…これが「演義」におけるエピソード。
だが、司馬懿がこの程度の策に騙される軍師だろうか?
彼は孔明を"立派なライバル"として認めていたため
敬意を表し、わざと蜀軍を見逃したともいわれている。
その後、都で「死せる孔明~」の噂が流れた時も
「死んだ奴に策略は掛けられん」と高笑いしたらしい。

くーでたー、遺言、子孫の未来
その後。魏で司馬懿と曹爽(曹真の子)が権力争いが起きる。
まずは曹爽一派が先んじて司馬懿を追い落とした。
名ばかりの職務を与え、彼から兵権を奪い取ったのである。
「仇を取りたい」とはやる息子達を抑え、隠居する司馬懿。
病気で再起不能と見せかけておいて曹爽一派を油断させた。
そして都が空になった一瞬のスキをつきクーデターを起こす。
さすがの曹爽も一族郎党まで皆殺しとは思っていなかっただろうが
司馬懿も一つの「けじめ」を付けたかったのだろう。

そんな司馬懿も丞相の座を辞退した直後に死去する。
二人の息子に残した遺言は「実は今回も仮病だよ」
「何事も慎重に」であった。
常に周囲に疑われ続けた司馬懿らしい遺言といえよう。

彼の息子達はさほど慎重ではなかったようだ。
長男の司馬師も、次男の司馬昭も、父に比べて
無茶や横暴が多い印象がぬぐえない。
特に司馬昭は「皇帝を殺した人物」として世間の評価が厳しい。
最終的に中国を統一したのは司馬炎だが、
彼の作り上げた「晋」も長くは続かなかったのである。

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コメント

No title

 こんばんはです。
 三国志関係に興味があったので、
 司馬イさんの記事を拝見しました。

 演義中心の知識しかないので知らないことが多く、
 特におそ松さんを上回る8人兄弟だったことは
 いろんな意味で衝撃的でした。

 さらに奥様のお話や女装ネタなどなど、
 色々と興味深い人物だとつくづく感じました。

 お孫さんは普通に教科書に載っていたのですが、
 息子さんについては昔「天地を喰らう」というゲームで
 その存在を初めて知りました。

 余談ですがそのゲームでは
 色々な武将を仲間に出来てかなり自由度が高い
 見てて面白い作品でした。

 パズルボブルはプレイしたことはないのですが、
 なんとなく雰囲気がつかめてよかったです。

 今日は竹林のお手入れおつかれさまでした。
 今週もどうかよろしくお願いいたします。

連休中もお疲れさまでした!

>  こんばんはです。
>  三国志関係に興味があったので、
>  司馬イさんの記事を拝見しました。
猫さん、こんばんは。
今回も私の記事を読んでくださりありがとうございます。
丁寧なコメントにも感謝いたします。


>  演義中心の知識しかないので知らないことが多く、
>  特におそ松さんを上回る8人兄弟だったことは
>  いろんな意味で衝撃的でした。
>  さらに奥様のお話や女装ネタなどなど、
>  色々と興味深い人物だとつくづく感じました。
記事では史実と演義の両方のネタを扱ってます。
さすがに8つ子ではないですが、8人兄弟はすごいですよね。
…女装にまつわる話が2度も出てくる人物は珍しいかと
なお、奥さんは最近の三国志にたびたび登場します。


>  お孫さんは普通に教科書に載っていたのですが、
>  息子さんについては昔「天地を喰らう」というゲームで
>  その存在を初めて知りました。
>  余談ですがそのゲームでは
>  色々な武将を仲間に出来てかなり自由度が高い
>  見てて面白い作品でした。
私も「天地を喰らう」は好きでした。
司馬師・昭の兄弟は最終戦の前座として出てきますが
セリフをしゃべりながら攻撃してくる点に注目です。
敵将を味方につけられるシステムも画期的でしたね
ほとんどの武将が成長しないのが惜しいところです。


>  パズルボブルはプレイしたことはないのですが、
>  なんとなく雰囲気がつかめてよかったです。
こちらの記事も読んでいただけるとはうれしい限りです。
「バブルボブル」の入手は現在難しいのですが
パズルボブルならPSシリーズで遊ぶことも十分可能です。


>  今日は竹林のお手入れおつかれさまでした。
>  今週もどうかよろしくお願いいたします。
おかげさまで無事作業を終えることができました。
猫さんも充実した連休は過ごせましたでしょうか?
こちらこそ、今週もよろしくお願いしますね!!

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